《“クズアル”=くず屋の歩き方 ベトナム編⓸》
【12月5日:今朝の状況】
※為替(ドル/円)ドル=150円73銭【08:30現在】
※N.Y.ダウ:45,014.04 (+308.51)
※銅LMEセツルメント($/t)
①午前売:8951.0(+10)
②午後売:ー
※COMEX当限セツル($/ポンド、銅以外は$/トロイオンス)
③銅:4.142(-0.004)
④金:2653.8(+9.1)
※WTI 原油先物($/bbl)
⑤68.54(-1.4)
※本日時点予想計算値:国内銅建値 (/kg)
①ロンドン午前:1400円
②ロンドン午後:ー
③N.Y. :1430円
※ニューヨーク為替引値(円)
150.6-150.65(1.01円安-1.04円安)
【12月4日:昨日の状況】
※国内銅建値1390円(12月2日より-20円)
《“クズアル”=くず屋の歩き方 ベトナム編⓸》
(つづき)
※さて、突然ですが、ベトナムでも、タイ・マレーシアでも、
中国でも、そもそもなんであんな街に沢山のマッサージ店が
あるのでしょうか?
※発展途上国の方々は、健康に留意していて、日々、マッサ
ージを積極的に受けているから?!
NO
※理由を簡単に言えば「他に仕事がないから」です。
※人件費が安い発展途上国では究極の労働集約型産業である
マッサージ業が増えるのですが、そもそも国内が「仕事<労
働力」の状態にあり、求人に対して働きたい人が多い状態で
あるからマッサージ店が増えるのです。
※もし国内が「仕事>労働力」の状態ならばマッサージ店は、
そんなに増えないと思われます。(労働の対価として金を貰
わなくても、マッサージをするのが大好き!という人は、そ
んなにいないでしょう)
※金属スクラップの解体・選別業は、マッサージ業と同じで
す。人さえいれば、(厳密にはやる気がある人さえいれば)、
大規模な投資も、技術も、ノウハウも、何にも要らない。体
一つで仕事になります。
※そのため発展途上国にとって、金属スクラップの解体・選
別業は、国の大事な産業の一つなわけです。
※ところが、解体・選別が必要な金属スクラップ(廃棄物)
を海外から輸入するという仕事は、解体・選別作業という雇
用を生むプラスの側面と、他国のごみを受け入れるというマ
イナスの側面と、両方の要素を同時に許容することを意味し
ます。(事実、金属スクラップの解体・選別で、ごみの処理
方法が悪く、沢山の問題が生じています。)
※清濁併せ吞む(★注)とは、まさにこのことです。
※その国にとって、毒にも薬にもなる。
※昨日グループ分けした国々で、原則、金属スクラップ
(7類)を輸入しないと決めているベトナムのような国は、
ごみの流入というリスク(マイナスの側面)を避けることを、
国の政策として重視しているわけです。
“クズアル”=くず屋の歩き方 ベトナム編
おわり
(★注)清濁(せいだく)併(あわ)せ呑(の)む. の解説. 心が広く、
善でも悪でも分け隔てなく受け入れる。度量の大きいことの
たとえ。〈goo辞書〉
おまけ
銅不正取引のニュースを添付します。
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUC043TJ0U4A201C2000000/
以上